じめまして倉持キョーリューと申します。
ゲームや玩具やメカなどのデザイン、ハウツー本の執筆などをしています。
ご縁がありコラムを書かせていただけることになりました。
と言っても結婚を語れるほど、結婚生活は長くなく今年で3年目になります。
 
一般的に言う僕はヲタクという部類の人間で、妻はヲタクではない一般の人間です。
結婚をするまで妻は僕の仕事をあまりよく知らず、僕からも妻に話をすることはほとんどありませんでした。
 
フリーランスで一人暮らしに猫一匹、友人や家族からは結婚しないのではないかと心配をされていました。
僕自身結婚願望もなく結婚する予定もなく、自分の創作や仕事に没頭し気がついたら30代半ばになっていました。
 
ふと宝石店を横切った時、「結婚」という二文字が横切りそれから数日間婚約指輪を探しに宝石店を見て回ることになりました。
そんなこんなで結婚後、同棲もしたことがない僕たちは一緒に暮らすことになりました。
 
■完全なインドア生活の僕、それに対して男勝りな溶接工という仕事の妻。
 
■猫と暮らしている僕、犬と暮らしていた妻。
 
■ずっと一人暮らしをしていた僕、家族と住んでいた妻。
 
■ヲタクな友人ばかりな僕、EXILEみたいな友人ばかりの妻。
 
というふうに何もかも環境が違う僕達は今まで喧嘩なんてしたことがなかったのに
毎日のように些細な事で喧嘩をする事になります。
 
そんな中、同人誌を通じて知り合った友人ヤナギリュータ君が僕の仕事が多忙なこともあり居候することになりました。(過去6人ほど居候がいましたw)
妻は快く了承しなぜか三人の生活が始まります。
 
ヤナギリュータ君は非常に心遣いができる人間でホンネだけで生きている僕は彼から女性の扱い方を学びました。
争いを避ける「言い回し」や時には一歩引くこと、
10歳以上年下の彼から学ぶことは多く、彼が来たことで妻との関係も良好になりました。
数カ月後彼は僕の家から出ていき、僕たちは結婚式の準備に入ります。
 
魚が大好きだった僕は家に水槽がこの時5つほどあり、妻もその1つを自分の水槽とし彼女もすっかりアクアリウムにハマっていました。
共通の趣味ができ、お互い魚が好きだということで水族館で結婚式を上げる事になりました。
 
結婚式で妻の家族や親戚から僕が「謎の職業」とされていたこともあり、僕が取締役を務めている会社の社長さんやゲーム会社の小学生からの友人
そして彫刻家の叔父、小説家の友人にスピーチを頼んだのですが・・・・
司会が社長を友人と間違えて紹介したり(友人にはちがいないのですが)友人が僕を「プロの子供」と紹介したり
叔父が「変形玩具ばっかり子供の頃から遊んでいた」と紹介したりと・・・・ますます不安にさせてしまったようです。
逆に僕側の友人親戚は安心したようで、結婚式は無事終わりました。
 
この時少しずつですが妻も僕の職業を理解してくれるようになり、
普通の職業と違い日常の中で企画のアイデアを練ることが多い僕に、
「こんなのはどうか?」「最近こんなことが流行っているんだけど」みたいな自分とは違う視点を手に入れ、
玩具の企画などで非常に助かりました。
 
またハウツー本の打ち合わせの時に詳細な内容を何度も忘れてしまうので
本の構成ができるまで妻に付き添ってもらい打ち合わせに参加してもらいました。
 
 
ヲタク界のネットでは結婚を悲観的に見る傾向が強い今日このごろですが、
僕は今のところ結婚は素晴らしいものだと感じています。
 
「倉持キョーリュー」という名前は僕だけのものではなく、妻を含めて「倉持キョーリュー」になっている今日このごろです。
 

Profile
倉持キョーリュー(デザイナー(玩具/メカニック))
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9eSx9UFr
バンダイの仮面ライダー(平成期)のデザインや、アキバレンジャーのデザイン等を手掛けてきた玩具デザイナー。
現在はフリーのデザイナーとなり、フレームアームズ【バルチャー】(KOTOBUKIYA)のデザインも手掛け、注目を集めている。
ロボットを描く基本】(ホビージャパン)を執筆。
飼い猫の写真が一時期話題に。